PCB(ポリ塩化ビフェニル)等を化学的に分解処理する有機塩素化合物 無害化設備
有機塩素化合物であるPCB(ポリ塩化ビフェニル)は、化学的に安定で電気絶縁性に優れるという特性を有するため、かつてはコンデンサーや変圧器の絶縁油、熱媒体などに広く使われていました。1960年代後半になり、生体への毒性が非常に強く、環境への悪影響も明らかになったため、72年には製造中止、2年後には使用が禁止されましたが、処理されずに保管されているものが多く存在していました。 当社は日本曹達株式会社と共に、PCB等を化学的に分解処理する装置を開発しJESCO(旧環境事業団)、電気会社などに納入しております。
PCB等の化学的な分解反応
本無害化処理の特長
- 金属ナトリウムの強力な脱塩素力を利用
- 常圧、微加温での温和な反応
- 副生成物が僅少で、分液が容易
- ダイオキシン、ベンゾフラン等が発生しない
- 高級材質を使用する必要が無い
- 回収トランス油は再使用が可能