高濃度空気輸送装置プラグ・フロー・コンベヤー

一般の低圧空気輸送法における消費動力が大きいという欠点を、固気比を大きくすることによって解決したのが、高濃度空気輸送装置です。さらに、適当な長さの粉体プラグとプラグの中に含まれる空気量を適切に保持して輸送し、輸送物の破砕及び配管の摩耗を抑えたのが、プラグ・フロー・コンベヤーです。

プラグ・フロー・コンベヤー

プラグ・フロー・コンベヤーの原理

プレッシャータンク側と輸送管入り口側に交互にエアパルスを吹き込み、
理想の長さとインターバルの粉体プラグを形成して輸送します。
広い範囲の粉粒体に適用可能です。

特 長

  1. 超低速(1~5m/s)のプラグ輸送ができますので、取扱い物質の見掛密度など物性の変化(破砕や分離)が起こりません。
  2. 超低速のプラグ輸送ができますので付属部品及び輸送管の摩耗はほとんど心配ありません。
  3. 輸送用空気量が少ないため、空気源が小さくてすみます。
  4. 輸送用空気量が少ないため、捕集設備は小さくて済み、取扱い物質によっては省略できます。
  5. 計量機を組込むことによりホッパースケールが省略できるので設備費が安くなり、プラント全体の高さを低く抑えることができます。

プラグ・フロー・コンベヤーによる粉体輸送テスト

当社技術開発研究所(千葉市原市)において、プラグ・フロー・コンベアーによる粉体輸送テストが可能です。